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2011.6.24

遊具事故:シーソーで小5けが 国の安全指針に違反--人吉 /熊本(毎日jp)

人吉市願成寺町の市営前田団地で先月、敷地内にあるシーソーで遊んでいた小学5年の男児(10)が、足を骨折する大けがをしていたことが分かった。市によると、シーソーは国の安全指針を満たしていなかった。

事故は5月18日午後5時ごろ発生。男児は友人2人と計3人で遊んでいた。一方に男児を含む2人が、もう一方に1人が乗っていた。1人で乗っていた友人が先に降り男児が乗っていた方が下降。男児は着地体勢を取るのに遅れたらしく、シーソー板と地面の間に左足を挟み骨折した。

国の指針では、シーソーが下に最も傾いた時、端と地面に23センチの隙間(すきま)を設けるよう定めているが、このシーソーにはなかった。市は端が地面と接触する部分にタイヤを埋めて隙間を確保していたが、これが劣化していたという。

事故を受け、市はタイヤを交換。14カ所の団地に設置している遊具を年4回見回ることを決めた。

(2011年6月16日 毎日jp)