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2010.10.26

日田市:危機管理を徹底へ 幹部職員集め緊急会議(毎日jp)

天瀬総合運動公園で発生した欠陥遊具(木製ロープウエー)による2女児負傷事故や、福祉保健部主幹によるセクハラ行為が発覚した問題で、日田市は25日、幹部職員を集めて臨時庁内連絡会を開いた。佐藤陽一市長は、危機管理意識の希薄さや対応のまずさ、服務規律のゆるみなどの反省を求め、「市民の目線に立ち、対応マニュアル見直しを」と再発防止に向け厳しく訓示した。

冒頭、遊具事故について長尾善光・都市整備課長が「市民サービス公社の点検結果(C判定の使用不可)を把握していなかった。今年度予算で修理費を計上したが事故発生まで修理せず、放置した」と説明。課としての緊急対応マニュアルを作成する方針という。

長尾課長は18日の記者会見で「公社から点検結果の報告を受けたのは今年1月」と発表したが、実際には「昨年11月25日」。正式に同公園の委託管理者に指定されて間もない今年5月以降、「早急に修理するよう何回も都市整備課に要請した」(同公社の小野松晋一事務局長)ことも明らかになった。ただ、同公社も事故発生まで、使用禁止措置を取っていなかった。

佐藤市長は「指定管理施設も市の所有施設。民間任せにせず、各部・課でも施設やマニュアル点検を」と求めた。

(2010年10月26日 毎日jp)

2010.10.26

日田市遊具事故を受けて緊急会議(OBS イブニングニュース)

日田市の公園で、遊具で遊んでいた女の子2人がけがをした事故を受けて日田市は緊急会議を開き、再発防止策を図ることを確認しました。

会議には市の幹部職員24人が出席し事故の経緯などを報告した後施設をあらためて点検し再発防止策の徹底を確認しました。

この事故は今月17日、日田市天瀬町の公園で遊具のロープが切れて遊んでいた7歳の女の子ら2人がけがをしたものです。遊具は老朽化のため専門業者から去年の時点で使用できない状態と指摘されていましたが市は放置していました。

日田市内の公園では224基の遊具のうち40基を使用禁止にしています。一方、警察では業務上過失傷害の疑いの可能性もあるとして関係者から事情を聞くなど事故原因を調べています。

(2010年10月25日 OBS イブニングニュース)

2010.10.25

日本平動物園の遊具 きょう再開(読売新聞)

静岡市立日本平動物園(静岡市駿河区池田)は、3歳の男児が足を骨折した事故を受け、9月22日から利用を中止していた「ローラースライダー」と呼ばれる遊具について、きょう23日に利用を再開すると発表した。専門家が安全性を確認し、利用者へのマニュアルや遊具の改良などの対応策を取った。ローラースライダーはウレタン製のボードに乗って、全長390メートルのコースを滑り降りる。同園は運営面で問題があったと総括。監視職員の増員など改善策を講じた。

(2010年10月23日 読売新聞)

2010.10.25

学童保育中、半年間に骨折93件…厚労省調査(読売新聞)

厚生労働省は22日、学童保育での事故を調べたところ、今年3月23日~9月30日に全治1か月以上の事故が35都府県で計105件発生していたと発表した。

同省によると、105件のうち93件までが骨折だった。事故の原因としては、遊具からの転落が39件と最多で、球技中の転倒が25件、階段での転倒・転落が12件など。学年別では1年生50件、2年生29件、3年生19件など。死亡事故が1件あり、これは1年女児が学童保育に向かう途中で交通事故に遭った。階段の欄干から転落したケースとプールでおぼれたケースも1件ずつあり、いずれも意識不明となったが回復した。

一方、国民生活センターが、市区町村が把握する2008年度の同様事故を調べたところ、1万1034件に上った。具体例が分かったのは4804件で、このうち骨折は840件。今回の厚労省の調査は同センターの「国も把握すべきだ」との指摘を受けて初めて実施したが、把握できたのは氷山の一角とみられる。

(2010年10月22日 読売新聞)

2010.10.22

「危険」報告書確認怠り返却 遊具事故 日田市、昨年公社に(読売新聞)

日田市が昨年10月の点検で「使用すると危険」と指摘された公園の遊具を放置したため、女児2人がけがを負った事故で、市は公園の指定管理者から昨年11月に報告書を受け取っていたにもかかわらず、内容を確認せずに返却していたことがわかった。市は事故を発表した18日には「報告を受けたのは今年1月」と説明したが、20日の読売新聞の取材に対し、「指定管理者とすりあわせた結果、事実関係が違っていた」と改めた。

事故は17日夕、同市天瀬町の天瀬総合運動公園で発生。約20メートルのワイヤに下がった滑車付きロープにつかまって遊ぶ「ロープウエー」に小学2年の女児(7)が乗ったところ、ワイヤが切れ、地面で頭を打つなどした。近くにいた妹(2)の頭にも部品が当たった。

市は18日午後、記者会見を開き、都市整備課の長尾善光課長らが事故について発表した。この中で、指定管理者の「市市民サービス公社」が昨年10月2日に点検し、ワイヤに摩耗とゆるみが見つかったが、今年1月まで報告がなかったと説明していた。

ところが、公社は読売新聞の取材に対し、「市には昨年11月25日、報告書と、修理に必要な予算要求書を提出した」と主張。

その後、市は「予算要求書だけを受け取り、報告書は点検結果を確認せずに1~2週間後に返した。職員が『公社が所有した方がいい』と判断したため」と認め、「この事実は20日に分かった」とした。

今年1月に再度、公社から報告を受け、担当職員も「使用すると危険」と認識したが、「公園のトイレや井戸の修理の仕事が忙しく、遊具まで手が回らなかった」という。

長尾課長は「報告書を精査すべきだった。確認を怠っていたため、事故につながり、申し訳ない」としている。

一方、公社は「いずれ市が修理すると考えていた」としており、今年6、9月にも遊具を自主点検したが、安全策を取らなかった。小野松晋一常務理事は「早急に対策を講じるべきだった」と話している。

市はこのほか、21公園のブランコやシーソーなど29基についても昨年10月、「使用すると危険」と報告を受けながら、放置していた。

市は18日夕、日田署に事故を報告。同署は業務上過失致傷の疑いで捜査を始め、実況見分を行った。

(2010年10月21日 読売新聞)

2010.10.19

日田市 危険遊具を放置 女児落下事故で発覚(西日本新聞)

日田市は18日、市内の公園にあるブランコやシーソーなどの遊具29基について、専門業者から老朽化などで危険だとして「使用不可」と判定された後も1年間にわたり、遊べる状態で放置していたと発表した。17日に、同市天瀬町の公園の木製ロープウエーでワイヤが切れ、遊んでいた熊本県の女児(7)が軽傷を負い、発覚した。長尾善光・市都市整備課長は「業務が多くて手が回らなかった」と弁解している。

市内には44カ所の公園に遊具214基があり、使用不可とされたのは1割強。市は18日、29基すべてを使用禁止にした。

市都市整備課によると、2009年度の公園の遊具点検を請け負った外郭団体「日田市市民サービス公社」(毛利鉄也理事長)が、昨年10月に専門業者による点検を実施したが、結果は同課に報告していなかった。

しかし、同課も今年1月ごろには、補正予算に遊具の補修費を盛り込むため、同公社から問題がある遊具について報告を受けていたが、使用禁止などの対策には気が回らなかったという。可決された補修費は本年度中に使う予定だった。

事故が起きたロープウエーは、昨年10月の点検で2カ所の足場をつなぐ金属製のワイヤが「摩耗している」などと診断されていた。事故はこのワイヤが切れて起き、遊んでいた女児が約1メートル下の地面に転落したという。

(2010年10月19日 西日本新聞)

2010.10.15

小4女児が滑り台から転落、意識不明の重体(読売新聞)

14日午前10時20分頃、岡山県倉敷市水島西千鳥町、市立第五福田小(清水俊夫校長、児童約330人)のグラウンドで、滑り台(高さ約5メートル)で遊んでいた4年女児(9)が、約2・5メートル下の地面に転落。

同市内の病院に搬送されたが、頭などを強く打っており、意識不明の重体。水島署などが転落の状況を調べている。

同小などによると、滑り台は、タイヤを組んだハシゴで上ったり下りたりできる構造で、「タイヤ塔」と呼んでいる。女児は2時間目終了後の休み時間に、同級生ら数人と一緒に遊んでいたといい、タイヤをつたって下りる途中に手を滑らせたらしい。

同小では、滑り台は4年生以上に使用を認めているという。事故後、教諭が点検したが、不具合はなかった。

(2010年10月14日 読売新聞)

2010.10.11

長さ元日本一の滑り台 老朽化で撤去へ 佐用町(神戸新聞)

本一の長さで人気を集めた兵庫県佐用町のジャンボ滑り台「ビッグスライダー」が撤去されることが、同町への取材で分かった。各自治体に1億円が交付された「ふるさと創生事業」で20年前に整備されたが、老朽化が進み、色の塗り替えやローラーのベアリング交換など今後、多額の維持費が見込まれることから、撤去を決めたという。同町は「まちの顔がなくなるのは寂しいが、将来の財政負担や安全性を考えた結果」としている。

滑り台は1990年4月、旧上月町がふるさと創生交付金を活用し、住民から寄せられたアイデアを基に建設された。

全長351メートル、高低差37メートルの鉄骨製で、直径3センチのローラーが約1万本使用され、ツインタワーやピラミッドなどを組み合わせた3コースが設定されている。設置当時、全長日本一が話題になり、連休には人口約6200人の町に、約8千人が訪れたこともあった。

利用は無料だが、遠方からの利用者がめっきり少なくなり、最近では近所の子どもたちが遊ぶ程度に。一方、補修などで今後、数千万円単位の費用が見込まれ、佐用町は本年度中の撤去を決めた。撤去後は、距離の短い滑り台を設置し、幼児用の遊具などを新しく整備する予定。

旧上月町で滑り台の設置に携わった佐用町の坪内頼男総務課長は「活性化のユニークな取り組みだったが、今後の町にとっては大きな負担になる。撤去はやむを得ない」としている。

(2010年10月9日 神戸新聞)

2010.10.06

ターザンロープの滑車落下 40歳女性重傷 函館(北海道新聞)

函館市は5日、同市上湯川町の公園「市民の森」で9月20日、ロープにぶら下がって滑走する遊具「ターザンロープ」の滑車が落下し、遊んでいた青森県の女性(40)の足に当たり、左足首の骨を折る重傷を負ったと発表した。

遊具は支柱と支柱の間が約20メートルあり、ロープを付けた滑車が支柱間に張られたワイヤ上を滑る仕組み。同市によると、女性がロープにつかまって滑走していたところ、ワイヤが支柱から外れ、滑車が約2メートルの高さから落下し、女性の左足に当たったという。

市は、ワイヤと支柱を固定している留め具が緩んだのが原因とみている。市は事故後、この遊具と、別の公園の同型遊具を使用中止とし、被害者の女性と示談交渉を進めている。

(2010年10月6日 北海道新聞)