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2010.08.27

大村市:公園で骨折、女児保護者に14万円賠償 /長崎(毎日jp)

大村市は25日、市内の公園のブランコでけがをした小学1年女児(6)の保護者に慰謝料など損害賠償金約14万円を支払ったことを明らかにした。

市によると、女児は6月21日午後6時50分ごろ、同市の竹松本町公園のブランコで遊んでいたが、老朽化したブランコの座板が落下。女児は右足を骨折した。市は、事故をきっかけに市内62カ所の公園の遊具を再点検した。

(2010年8月26日 毎日jp)

2010.08.26

公園つり橋から男児転落けが、丸太結ぶ金具欠落(読売新聞)

東京・多摩市立公園で昨年9月、遊具のつり橋から、稲城市在住の男児(当時7歳)が転落し、頭に軽いけがをしていたことが24日、多摩市への取材でわかった。

市が過失を認めて治療費など5万円余りを支払うとする和解契約がすでに成立している。

市みどりと環境課によると、男児は昨年9月9日午後2時頃、同市連光寺5の市立大谷戸公園にある丸太製のつり橋から地面に転落し、頭を打った。最も高いところは約1メートル80ある。丸太を結ぶチェーンの連結部分の金具1個がなくなっていたため、丸太同士の間隔が広がり、男児はすき間から落ちた。

同課は、再発防止策として、丸太が動かないように角材で固定した。業者が月1回、市立公園の遊具を目視で点検しているが、金具の欠落はわからなかった。

(2010年8月25日 読売新聞)

2010.08.24

保育所の遊具塗り直し 猛暑のなかボランティア 市原市塗装協(千葉日報ウェブ)

市原市内の塗装業者でつくる市原市塗装協同組合(井村裕明理事長)が21日、市内五井地区の二つの市立保育所で、老朽化した遊具や施設などの塗装をボランティアで行った。

培った技術を市民に還元しようと、同会は公共施設での塗装や落書き消しなど、さまざまなボランティア活動を行っている。

市立保育所でのボランティアは同会からの申し入れで2007年度と昨年度に計6カ所で実施しており、これが3回目となる。

同日は同組合から約20人が参加。いずれも五井地区の若葉保育所(橋本幸子所長、園児数206人)、五井保育所(片岡冨美子所長、同154人)で保護者、市職員らと一緒にブランコ、鉄棒などの遊具や、門扉などの古い塗装をはがし、きれいに塗り直していった。

(2010年8月23日 千葉日報ウェブ)

2010.08.24

遊具と接触してひじにひび、県立地球市民かながわプラザで女児がけがする事故/神奈川(神奈川新聞社)

県主導の第3セクター「かながわ国際交流財団」は23日、同財団が管理運営する県立地球市民かながわプラザ(横浜市栄区)で、女児のひじの骨にひびが入る事故が起きたと発表した。

財団によると、事故が起きたのは22日午後2時ごろ。同プラザ5階で、エアクッション型体感遊具の順番待ちをしていた女児(4)が、同遊具に近接して置かれているイスの上に立ったところ、揺れ動いた遊具と接触してイスから転倒、落下。右ひじの骨にひびが入ったという。

同財団は、遊具が動いたときに客の体と接触しないよう、イスの位置を移動させるなどの対応をとったという。

(2010年8月23日 神奈川新聞社)

2010.08.04

危険学 ヒヤリから回避の知恵養う(SankeiBiz)

子供の成長は危険と隣り合わせ。公園からジャングルジムなど危険とされる遊具が撤去される一方で、危険の封じ込めを懸念する声が広がっている。専門家は「危険を排除した社会からは万一に対処する知恵は学べない。子供のころ豊かに遊んだ経験は社会の財産」と訴える。危険を可視化することで、想定される危険を子供でも回避できるようになるという。

≪排除の姿勢に疑問≫

危険か否かを判断できる感覚は、周囲の大人をヒヤヒヤさせる経験の積み重ねによって養ってきた。エッセイストの吉永みち子さんは昨今の公園の砂場にショックを受けている。砂場の内と外を線引きするかのように、周囲を柵(さく)によって囲まれ始めているからだ。

「昔なら砂場で子供がけがをしても、囲いをしようという発想にはならなかった。ところが、今は『危険だ』『不潔だ』と声を上げて徹底的に排除する。安全性が担保された中では危険を察知する能力は育たない。心と体の耐性を失った現代っ子は自ら危険の中に入ろうとせず、危険があることを面白く感じる感性すらなくなってしまう」と憂(うれ)える。

暮らしの周辺に存在するさまざまな危険について、「ないもの」とフタをしてしまう風潮に疑問を投げかけるのは工学院大教授で、「危険学プロジェクト」代表の畑村(はたむら)洋太郎さんだ。

失敗からさまざまな教訓を学ぶ「失敗学」の第一人者でもある畑村教授は「事故が起こるたびに責任を追及する姿勢からは防止策は生まれない。どこにどんな危険があって、どういう特性を持っているかを知ることで、策を講じることができる。ありとあらゆる危険を排除していけば、遊び場はつまらないものになってしまう」と警鐘を鳴らす。

≪子供に「基準」を≫

国土交通省が3年ごとに行っている「都市公園における遊具の安全管理に関する調査」によると、平成19年度の1年間に修理・撤去などの安全確保が必要とされたのは全遊具の9・5%、約4万2千基。設置数の減少が際だつ遊具は、回転塔(31・7%減)、ゆりかご(箱)型ブランコ(25・6%減)、ジャングルジム(12・2%減)で、行政によって「危険」と判断されるや、撤去という措置が進められてきたことをうかがわせるデータだ。

しかし、遊ぶ楽しさはスリルや危険を肌で感じながら体感できる。畑村教授は「あぶない! きけん!」と題した危険学のイロハを紹介した教材を作り、全国の保育園などに配布。日常的な行動に潜む危険に気付き、事故が発生するメカニズムを未就学の子供たちにも分かるように解説してきた。

「大人から与えられた基準に従うだけでは同じ失敗が繰り返されるだけ。子供たちが自分の中に基準を持つことによって危険への対処ができるようになる。それこそが最高の安全教育」と畑村教授は強調する。

【用語解説】危険学

日常的な行動の中にどんな潜在的な危険があるかを研究し、危険に関する知識を社会全体の共有財産にしようとする学問。畑村教授がそれまで提唱してきた「失敗学」を発展させた。

(2010年8月3日 SankeiBiz)

2010.08.02

鉄製遊具折れ 男児がけが 西宮(産経ニュース)

1日午後3時ごろ、西宮市一里山町の武庫川河川敷公園で、尼崎市の小学6年の男児(12)が鉄製の遊具にぶら下がって遊んでいたところ、遊具の支柱が折れた。男児は地面に落ち、頭に軽傷を負った。

西宮署によると、折れたのは鉄製の支柱(高さ約3メートル)から、らせん階段のように張り出した10本の鉄棒にぶら下がって遊ぶ遊具。支柱は高さ1・6メートル地点で太さが違う2本が溶接されており、2本が完全に分離していた。男児と一緒に遊んでいた友人2人にけがはなかった。

遊具は老朽化しており、同署は業務上過失傷害の疑いもあるとみて、公園を管理している市から遊具が折れた原因などを調べている。

(2010年8月2日 産経ニュース)