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2010.07.30

遊具に注意シール「安全に遊んで」 松本市が公園や学校に設置(中日新聞)

松本市は、公園や学校の遊具の事故を防ぐため、利用上の注意事項を書いた看板を設置、遊具に禁止行為を定めたシールの張り付けを進めている。すでに市内の公園128カ所で終え、8月をめどに市内410施設、計2164基の遊具で完了させる予定だ。

同市では、遊具を使う児童らが事故に遭うケースが後を絶たない。昨年5月には、沢村公園で遊具から転落した市内の女児=当時小学6年=が右足を骨折し、後遺障害を負う事故が発生。同年12月には、二美西公園で小学3年男児がおもちゃのエアガンを遊具に絡ませて窒息、死亡している。

いずれの事故も、老朽化など遊具自体の安全性に問題はなかったという。市は公園の入り口などに注意を喚起する看板を設置し、それぞれの遊具ごとに禁止行為を分かりやすく書いたシールを張って、事故を防ぎたい考えだ。

看板は縦60センチ、横45センチ。「3歳から6歳の幼児には大人が必ず付き添ってください」のメッセージと、「マフラーなどひっかかりやすいものはとる」「とびおりない」などの注意事項を明記。遊具の注意シールには、すべり台やシーソーなど遊具の種類に応じた禁止事項が書かれている。

市公園緑地課の百瀬宗課長は「子どもが遊具を使うこと自体をとめるわけにはいかない。看板やシールをしっかり読み、安全に遊んでほしい」と話した。

(2010年7月29日 中日新聞)

2010.07.28

園長ら2審は罰金刑-長岡・遊具で窒息死(読売新聞)

長岡市の私立鵬(おおとり)幼稚園で2002年、当時3歳の園児が遊具のひもを首に絡ませ窒息死した事故で、業務上過失致死罪に問われた園長・山田イサホ(87)、教諭・小林芳子(52)両被告の控訴審判決が27日、東京高裁であった。山崎学裁判長は、「民事訴訟で幼稚園側と遺族側が和解しており、原判決は重すぎる」として、1審・新潟地裁長岡支部判決(山田被告=禁固10月、執行猶予3年、小林被告=禁固8月、執行猶予3年)を破棄し、山田被告に罰金50万円、小林被告に同40万円を言い渡した。

弁護側は「事故は想定の範囲外」として無罪を主張したが、山崎裁判長は、他県の幼稚園で類似事故が起きていることを両被告は十分認識していたとして、「危険性を予測することは可能だった」と退けた。

判決言い渡し後、被告側の弁護士は「量刑不当(の主張)が認められたのは評価できるが、無罪主張が通らなかったのは残念」とし、上告については明言を避けた。

一方、遺族側の代理人の弁護士は「『刑が軽いのではないか』という遺族の気持ちは否めない。(園児の)母親も『納得できない』と言っている」としている。

(2010年7月28日 読売新聞)

2010.07.28

あらかわ遊園 再び区直営に(東京新聞)

東京都荒川区は来年度、区立遊園地「あらかわ遊園」(約五ヘクタール)の運営を、指定管理者から区直営に戻す方針を固めた。二〇〇八年に遊具で幼児が重傷を負う事故があった際、事故前後の指揮系統や責任の所在が不明確という問題が浮上したことから、区直営にして責任関係を明確にすることにした。公共施設の指定管理者への運営委託が全国的に進む中、委託後、直営に戻すのは珍しい。

あらかわ遊園は東京二十三区で唯一の区立遊園地。一九二二年に民間施設として開園し、五〇年から区立遊園地となった。区は100%出資の外郭団体「荒川区地域振興公社(ACC)」を指定管理者として〇六年度から十年間の契約で運営を委託している。

ACCは遊具の維持管理や運行、動物の飼育など、大半の業務を複数の業者に再委託。こうした中で〇八年二月、大型風船状遊具が強風にあおられ、中にいた女児=当時(4つ)=が落下して重傷を負う事故があり、荒天時の運行判断や事故後の対応などで、区やACCと維持管理会社、運行会社などの責任関係が不明確なことが問題になった。

さらに六種類ある大型遊具のうち、ファミリーコースターとコーヒーカップの二種は、設備を更新したACCの所有になっているなど所有権も分かれている。

区は近く、委託契約期間を本年度末までに変更したり、ACC所有遊具の譲渡を受けるなど、ACCと直営移行に向けた協議に入り、十二月区議会での条例改正を目指す。

昨年度決算のACCの事業収入約三億七千万円のうち、あらかわ遊園の占める割合は81%に上るため、区は直営化と同時にACCのあり方についても検討する。

区はACCに対し、委託費とは別に人件費などの補助金も出しており、直営化後の遊園地は赤字が見込まれる。区公園緑地課は「近く必要な大改修で活性化させたい。区民の安心安全には代えられない」としている。

(2010年7月27日 東京新聞)

2010.07.27

大用小の遊具新調…高知県建設労組が奉仕活動(読売新聞)

ボランティアで高知県四万十市内の保育所園舎などを修繕している県建設労働組合中村支部(谷口隆一支部長)のメンバーが25日、古くなった市立大用小のアスレチックの遊具(長さ9メートル)を新調した。

遊具は10年以上が経過して傷みが進み、半年前から使用禁止になっていた。PTAに所属する同組合中村支部員から、学校が困っていることを支部が聞き、奉仕作業を引き受けた。

炎天下となったこの日、大工、電気業者ら11人が、学校が購入した丸太の間伐材を裁断して表面を磨き、ボルトで組みあわせていった。元々使っていた網を固定し、約4時間で完成した。

中平菊美校長は「これで夏休み中から使える。子どもたちに一番人気のある遊具なので、ほんとうにありがたい」と感謝していた。

(2010年7月26日 読売新聞)

2010.07.26

公園遊具の安全、母親らチェック--白石(毎日新聞)

子供たちの夏休みを前に、県地域活動(母親クラブ)連絡協議会(会長・佐々木とし子白石市すぎのこ母親クラブ会長)は「遊具安全点検」のモデル地区に指定している白石市の益岡公園で「遊び場遊具安全点検」を実施した。

益岡公園での点検には、同連絡協に参加するすぎのこ母親クラブ、どんぐり母親クラブ、児童館、子供育成会、自治会など関係者合わせて約100人が参加。ブランコ、すべり台、シーソー、ジャングルジムなど公園に設置されている複合遊具などで「ネジがゆるんでいないか」「金属がさびていないか」「不具合は」「ロープが切れていないか」--などをハザードチェック表を手に念入りに点検した。

点検で発見した危険個所や不具合個所は写真に撮影、行政など関係機関に改善を申し入れる。

(2010年7月21日 毎日新聞)

2010.07.26

公園遊具に児童が一票、本物の投票箱で選挙体験(読売新聞)

岩手県久慈市は、市中心部の公園に整備する遊具を選ぶため、市内の21小学校(児童総数2186人)で投票をした。>

選挙の勉強を兼ねて実際の投票箱を使うなど、本物の選挙さながらの形式で、初めて一票を投じた児童たちは大はしゃぎだ。>

遊具は、市が日本宝くじ協会からの助成を受けて、巽山公園に来春整備する。開票の結果、遊具3種類のうち最多の927票を集めたのは、市の花のツツジをモチーフにした滑り台付きツインタワーだった。投票率は98%だった。>

投票は5~9日の5日間行われた。11日投開票した参院選とタイミングが重なったこともあり、市は、これを機に選挙制度について学んでもらおうと、市選管から本物の投票箱を借り、実物そっくりの投票用紙も用意した。投票に先立ち、教諭から、学年を問わず平等に1人1票を投じられることなども教えた。>

同市大川目町の大川目小学校では8日、6年生23人が放課後に投票を行った。児童たちは、思い思いの遊具を選んで投票用紙に丸印を書き込むと、うれしそうに投票箱に入れていた。>

6年生の根井美幸さん(11)は「本物の投票っぽくてすごい」と満面の笑み。大芦教子副校長(52)は「将来、きちんと投票に行く人間に育ってほしい」と目を細めていた。>

(2010年7月15日 読売新聞)

2010.07.23

遊具に安全上注意のシール 松本(信濃毎日新聞)

松本市は、公園や小中学校など市内の公的施設が備える遊具を安全に使ってほしいと、遊ぶ際に注意を促す看板を立て、対象年齢を記したシールを遊具に張っている。既に128カ所の都市公園で整備を終えた。対象遊具は幼稚園、保育園、市営住宅など計410カ所あり、8月末をめどにすべてで対応したいという。

(2010年7月23日 信濃毎日新聞)

2010.07.22

幼稚園にスウェーデン製遊具が登場(十勝毎日新聞社ニュース)

帯広ひまわり幼稚園(佐藤みゆき園長、西12南30、園児212人)で22日午前10時半、スウェーデン製複合遊具の完成式が行われた。欧州最大の公園施設メーカーで札幌ドームなどにも導入されているHAGS(ハグス)社の遊具。243平方メートルの砂場に木質チップを敷き詰め、3つの塔を中心に多彩な遊びが安全に楽しめる仕掛けがある。十勝の幼稚園で初めて導入された。

完成式では同園を運営する帯広みどり学園の佐藤三幹理事長が「約束を守って楽しく遊びましょう」とあいさつ、年長組の彩心(あやね)ちゃん、萌月ちゃん、塁ちゃんらがテープカットした。遊び始めた園児たちはロープにぶら下がり、バケツで砂を持ち上げる仕掛けや回転遊具でくるくる回り「先生、見て見て」と興奮した。設置したアネピー(東京)の熊尾重治社長は「遊びながら能力を高める教育施設。世界標準のこの遊具で存分に遊んでほしい」と話していた。

(2010年7月22日 十勝毎日新聞社ニュース)

2010.07.22

学童保育:大けが21人--3~6月・厚労省調査(毎日新聞)

日中に保護者が家庭にいない小学生が過ごす放課後児童クラブ(学童保育)で、今年3月16日から6月14日にかけ、14県で21人(男児18人、女児3人)が全治1カ月以上の大けがをしていたことが分かった。低学年の男児が多く、遊具を使っている際のけがが半数近かった。学童保育での事故の実態を厚生労働省はこれまで把握しておらず、今後詳細を分析する。

同省が3月下旬、自治体に報告を求めていた。内訳は▽1年生12人▽2年生5人▽3年生3人▽4年生1人。骨折が19人でほとんどを占める。けがの状況は▽遊具のけが10人▽玄関などでの転倒6人▽車との接触事故2人--など。

(2010年7月22日 毎日新聞)

2010.07.21

遊具、安全に使って 金沢市犀川緑地で園児に教室(北海道新聞)

エコチーム犀川の「遊具の遊び方教室」は21日、金沢市大桑町の犀川緑地で開かれ、同市西大桑町のわかば保育園と同市平和町2丁目のめぐみ保育園の年長児約50人が、仲良く安全に遊具を使う方法を学んだ。

日本公園施設業協会公園施設製品整備士の柳瀬日出夫さんが講師を務め、滑り台やトンネルなどが一体となった複合遊具の安全な使い方を説明。事故やけがを防ぐための「10のやくそく」を園児に伝えた。

園児は、滑り台の下に人がいないか確認したり、譲り合ったりしなが、遊具で思い切り体を動かした。

(2010年7月21日 富山新聞)