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2009.9.29

「うんてい」で女児骨折 バーの溶接外れ落下 トリム広場/高知
(毎日jp)

◇11カ所を一斉点検
高知空港に隣接する県立都市公園「トリム広場」で23日、固定されているはずの「うんてい」(香南市吉川町吉原)のバーが回転し、 遊んでいた小2女児が地面に落下、右腕骨折の1カ月の重傷を負っていたことが分かった。

県公園下水道課は25日、安全が確認されるまでこのうんていを使用禁止にするとともに、県立都市公園11カ所の一斉点検を始めた。
  
同課によると、事故は23日午後2時半ごろに発生。南国市の女児がうんていで遊んでいたところ、 ステンレス製のバーが突然回転し、女児は手を滑らせ、高さ約2・2メートルから落下したという。 バーを固定する溶接が左右とも何らかの原因で外れていた。
家族から同課に届けがあった。   
  
このうんていのバー(長さ1・2~1・8メートル)14本のうち、連続した5本の溶接が外れ、
バーが回転している状態だった。
女児は外れていた5本のうち、真ん中のバーから転落したらしい。

同公園は月に1回、県職員が目視点検をしており、17日の点検時に異常は発見できなかったという。 実際にバーを握って固定の有無は確認しておらず、同課は「目視点検では限界がある」と話す。

うんていは同課が県内の製造会社から購入。06年12月からの利用開始で、老朽化は考えにくいとしている。
県内には同社の遊具が約40基あり、今回の遊具と似たうんていは5カ所あるという。
同課の中川幸三課長補佐は「事故の調査結果を踏まえて、今後の点検の仕方なども見直して行きたい」という。

孫が公園を利用する近所の70代女性は「こんな事故が起こって残念。子供が遊ぶ場所だから安全をまず確保してほしい」と話していた。   

(2009年9月29日 毎日jp)

2009.9.23

大型木製遊具で夢と冒険を水口幼稚園、24日完成
(京都新聞)

滋賀県甲賀市水口町の水口幼稚園が園庭に大型の木製遊具「冒険の森」を建設、24日に完成する。よじ登ったり、ぶら下がったり、 ターザン遊びなどができる遊具で、同園は「子どもに夢を与え、冒険と挑戦、わくわく感を駆り立てたい」と話している。

冒険の森は「風のとう」(高さ5メートル、3層)と、あずまやを載せた「陽だまりのいえ」(同3メートル、2層)、 両方をつなぐつり橋「虹のはし」が中心。間口13メートル、奥行き約5メートルあり、材料はすべてクリの木。 直径50~60センチの柱には足が掛けられるよう、こぶも作っている。
  
東隣に「子どものあそびば」の家(広さ約3・3平方メートル)、 図書室には想像力を養うとしてスギの大木をくり抜いた中で遊ぶ「キジムナーの木」(高さ3メートル)も設置した。   
  
老朽化した鉄製遊具の整備に伴い、谷村徳幸園長(53)が数年前から、
子どもの冒険心を刺激する遊具を計画。横浜市の保育園も視察し、
「危険には自ら管理し乗り越えるリスクと、大人の責任で回避しなければならないハザードがあり、 リスクは子どもが判断し、乗り越える」と建設した。
児童に利用してもらうことも検討している。事業費は約1800万円。   

(2009年9月18日 しが彦根新聞)

2009.9.21

毎年こつこつ点検、修繕 県が9カ所の都市公園管理法を転換
(山形新聞)

県は、天童市の県総合運動公園など9つの県営都市公園を対象に長寿命化計画の策定に取り組んでいる。
損傷が進んでから手当てする従来の管理法から、将来の劣化を予測しながら計画的に
点検、修繕を行う方法に転換し、施設を延命するとともに年度ごとの歳出を平準化する。

対象は(1)県総合運動公園(天童市)(2)西蔵王公園(山形市)(3)健康の森公園(同)(4)悠創の丘(同)(5)弓張平公園 (西川町)(6)最上川ふるさと総合公園(寒河江市)(7)最上中央公園(新庄市)(8)中山公園(中山町)(9)庄内空港緩衝緑地(酒田市、鶴岡市)の9カ所。
  
年度ごとに計画的に修繕を行うと、毎年の修繕費用は必要になるものの、
耐用年数を伸ばし、大規模な改築回数を減らすことができるため、 結果的には何も施さない場合より歳出を抑えることができるという。
損傷が進んでからの手当てだと、1回当たりの歳出が多額になるが、計画的な修繕、改築だと歳出を平準化できるため、予算を確保しやすいメリットもある。   
  
計画は本年度と来年度で策定する。
資料や現場での確認で施設の健全度を把握した上で、点検の体制・頻度を設定。 さらに修繕・改築実施の判断基準、時期を設定する。
木製遊具の場合、7~10年とされる標準的な使用年数を15~20年程度に延命することを目指す。   
  
国の補助事業で、計画は将来的に公園施設を改築、更新するときに国から補助を受ける際の前提になる。 県はこれまで橋や下水道などの長寿命化計画の策定にも乗り出している。 県都市計画課は「公園施設ごとに適切な計画をつくり、コスト削減につなげたい」としている。   

(2009年9月21日 山形新聞)

2009.9.18

多賀SAに巨大遊具 「多賀木匠塾」の県大生ら製作
(しが彦根新聞)

名神高速道路上り線の多賀サービスエリア(SA)内の公園「多賀の湖」に、
県立大生が建てた遊具が完成し、11日に披露した。

名神高速道路を管理する「ネクスコ中日本」が、地域住民やSAの利用者に憩いの場を提供しようと、 県大環境建築デザイン学科の学生44人らで組織の「多賀木匠塾」に遊具の製作を依頼。学生たちは、 高取山の間伐材を使い、7点の候補作から「遊Run船」を選考した。
  
学生たちは今月1日から10日間、合宿をしながら製作に取り掛かり、11日までに完成。
「遊Run船」は、約12㍍×約5㍍、高さ約3㍍に、ジャングルジムや滑り台などが組み合わさっている。ほとんどが木製。費用は約200万円。   
  
学生代表で3回生の堤健次君(20)は「多賀木匠塾が今まで作った中で最大の物。良い物が出来たと満足している。多くの皆さんに使ってほしい」と話している。   

(2009年9月18日 しが彦根新聞)

2009.9.14

公園に手作り遊具 北郷
(宮崎日日新聞)

子どもたちに自然に触れてもらおうと、北郷地区林業研究グループ(福岡浩一会長)など3団体が12日、日南市北郷町の水と土ふれあい公園の整備を行った。
雑木の伐採のほか、ブランコやロープ橋を手作りした

森林セラピーガイドの会や北郷町商工会青年部の約30人が参加した。
同公園は近くに北郷小中学校があり、子どもたちの遊び場として使われているが、
木々が生い茂り、整備が必要だった。
  
伐採した木々はチェーンソーを使って加工され、ベンチやブランコに生まれ変わった。
ロープ橋は20メートルほど離れた木々の間に綱引き用のロープを渡して作り、
直径が5センチを超えるロープを抱えながらの作業に悪戦苦闘。
木に登って結び位置を確認し、安全確保のため何度も強度を調整していた。   
  
福岡会長は「最高の公園が出来上がった。森のコンサートを開くなどして、北郷の良さを再確認してほしい」と完成した橋を満足そうに眺めていた。   

(2009年9月14日 宮崎日日新聞)

2009.9.9

「重大事故」4件公表 消費者庁 遊具で骨折、道東の事例も
(北海道新聞)

消費者庁は8日、消費者安全法(1日施行)に基づいて都道府県などに通知を義務付けた
「重大事故」のうち、「被害拡大の恐れがある」4件を、初めて公表した。
うち1件は、8月に道東の民間施設で、埼玉県から家族で遊びに来た小学1年女児がシーソーから転落して大けがを負った事故だった。

同法は、消費者が購入した製品や利用する施設、受けるサービスにより死亡または重傷を負ったケースを重大事故と規定。
行政機関や各地の消費者センターなどが同庁へ直ちに通知するよう義務付けた。
軽い事故でも、被害が拡大する恐れがある場合は通知を求めている。
4日までに重大事故9件の通知があった。
  
同庁によると、道東の事故は8月21日。一緒に遊んでいた子供がシーソーの反対側から飛び降りた際、女児は地面に投げ出され、背骨を圧迫骨折したという。
女児は道内を家族旅行していた。帰宅後に家族から相談を受けた埼玉県消費生活支援センターが通知した。   
  
 同センターは、シーソーの構造上の問題の有無を含めて事故原因を詳しく調べている。   

(2009年9月9日 北海道新聞)

2009.9.3

遊具事故訴訟で初公判 「原因明らかに」と両親 広島地裁
(産経ニュース)

広島県廿日市市の私立幼稚園で、年少組の女児(3)の服が滑り台の手すりに引っ掛かり窒息、死亡したのは遊具の安全対策を怠ったのが原因として、
両親らが幼稚園や監督権限を持つ県に計約4500万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が3日、広島地裁(橋本良成裁判長)で開かれた。
  
父親(40)は「なぜ事故が起きたのか明らかにし、遊具による事故が二度とないよう安全対策をしてほしい」と意見陳述。幼稚園側と県側は請求棄却を求めた。
  
訴状によると、女児は昨年11月20日の昼休み、園庭の滑り台で防寒着の一部が転落防止用の手すり先端に引っ掛かって首が絞まり9日後に死亡。
園側は手すりが棒状に突出した危険な構造なのに放置、県も適切に指導しなかったとしている。

(2009年9月3日 産経ニュース)